tama-medical.com 2004年4月8日更新
マチプレートの使い方


 マチプレートの貼り方

爪の縁に乗っている軟部組織を引き下げ、爪の縁を露出します。マチプレートは出来るだけ爪の縁までの長さとします。

プレートを金切りばさみで切ります。

ラジオペンチを用いて、爪の弯曲に丁寧に合わせて、プレートと爪の隙間をなるべく少なくします。

深爪をしている例では近位に貼ります。これから生えてくる爪が矯正されます。

爪の角が軟部組織に刺さって痛みのある場合は、除圧目的に遠位に貼ります。

接着剤アロンアルファAの容器の先に針で小さい穴を開けます。穴が大き過ぎると接着剤が出過ぎてしまいます。針を指に刺さないように御注意ください。

接着剤をプレートに薄く塗ります。

接着剤が他に着かないように注意しながら貼り、しばらく軽く圧迫します。必ずピンセットを2本使い、接着剤が指に着かないように行うのがコツです。

接着剤が乾いてから、保護のため絆創膏かバンドエイドを貼りますが、温める時には必ず剥がしてください。


絆創膏、バンドエイドを剥がして、1日2-3回、わずかに熱いと思う程度に10秒間くらい温めます。熱い風呂でもマチプレートは働きます。マチプレートは風呂で紛失し易いので御注意ください。

温め過ぎると取れてしまいます。これから生えてくる爪が矯正されますから、早く治そうとして温度を高くしても効果は有りません。毎日、欠かさずに温めることが重要です。

 爪が薄い場合は頻繁に取れてしまいますが、効果は早く現れます。 取れ易い場合には、接着剤を追加します。


爪が少しでも伸びてきたら、脱脂綿かアルコール綿をマッチ棒の頭くらいの大きさに丸めて、尖ったピンセットで爪の下に詰めます。(Cotton packing) しかし、強く矯正し過ぎると割れてしまい、再び深爪になってしまいます。

爪は爪母でつくられて前に伸びます。爪の角が軟部組織に刺さっていると、爪の成長につれて再び潜ってしまいます。

再発の予防には深爪をせず、爪の角を残します。靴は先が丸く、足指が中で動かせるタイプを選んでください。

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